「チョコ」って言葉があります。
「チョコ」という言葉を聞いて、みなさんが想像するのは、深い茶色で甘いおやつです。チョコレートです。
では、「チョコ」の頭に「お」をつけてみたらどうでしょうか。
こんにちは、あべです。
土曜日のブログは島流しに遭っていたのでかけませんでした。
楽しみにしてくださった皆さん、申し訳ありません。
それはさておき、チョコの話をしましょう。
そうなんですよ、「チョコ」と聞いたらどう考えても甘いチョコレートしか思い浮かばないのに、「お」をつけた途端、陶器のちっちゃい器になるんです。
これはいいなと思いました。
そんなにいいかいと思った方にこれがどんなにいいか説明します。
「チョコ」と「おちょこ」はどちらも、聞いたらそれしか思い浮かばないので美しいです。
見事なシニフィアンとシニフィエの関係になってますよね。
「チョコ」と聞いたら「チョコレート」だし、「おちょこ」と聞いたら「酒飲む用の小さい器」でしかないし、その関係がごっちゃになって迷うなんてことはないんです。
なのに、「チョコ」と「おちょこ」はおんなじ音の言葉に「お」がつくだけの違いしかありません。
そこが素晴らしいです。なんて素晴らしいんでしょうか。
気づいた経緯もよかったです。
そうめんを食べるときに、つゆを入れる器のことを「蕎麦ちょこ」って言おうとして、「いやそうめんちょこか」と思ったのがきっかけでした。
「そうめんちょこ」と打つと「そうめんチョコ」と変換されるのを見ればわかるように、すごい美味しくなさそうなチョコが脳裏をよぎったんですね。
よぎったどころか、「そうめんチョコ」はもうそうめん味のチョコか、そうめんの形をしたチョコでしょう。
同じ「ちょこ」という音なのに、これほどの違いが出てしまうということにおかしな話だと思ったんですよね。
とても有意義な気づきでした。
それではお疲れ様でした。
新中野製作所
安倍大智
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