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執筆者の写真安倍大智

電車内の状況がいい感じ

こんにちは、アベの半分はやさしさでできています。


半分がやさしさでできていることで、強い効果と継続性を両立しています。

どんなに効果的な仕事も、そのせいで他の仕事がストップするようでは逆効果になります。

劇的な成果を出しつつも、自分も相手も消耗し過ぎないように「状況」に対するケアが必要になります。


だから、半分はやさしさでできていたい。


どうですか?

最初の挨拶ここまで引っ張ると思わなかったでしょう。


まだ引っ張りますからね。

私は先日までの完全ステイホームからスタイルを変えて、6月からは週に2回ほど朝から電車に乗っています。

電車に乗っているといくつか気づきがあります。

ステイホームの日々とは比べ物にならない情報量が摂取できるからでしょうか。


電車内の振る舞いがやさしく感じる


特に電車の乗り降りのタイミングに感じます。

乗り降りの時、以前だとワレサキにとみんなで押し合いへし合いしていた記憶があります。

それが、なんということでしょう。なんてスムーズなんでしょう。

全員が気をつけてる。

何に気をつけてるかといえば、人に触れないように気をつけてるんです。人に触れないってことはもちろんぶつからないようにすることも含みますし、人が通りそうな時に道を開けることも含まれます。


降りない人は道を開けて、降りたい人が人に触れないようにそこをゆっくり通って降りていく。

乗ってくる人は降りてくる人が降り切ってから乗り始める。なるべく人のいないスペースまで行く。

降りやすい位置、寄りかかりやすい位置にひとが集中しないので車両内の空間が効率的に使えています。

はっきりいって理想的です。そうなればいいって思ってました。

でも、そうなればいいと思わない人も多いですから、実現しなかった。ほぼ全員で取り組まないといけないことでしたから。

強制力のある状況が人々の優先事項をかきかえました。最大の優先事項が「早く降りて乗り換える」ことから「接触や密集による感染リスクを避ける」ことに、最速でアップデートされた状態です。

接触、密集がリスクであるという厳然たる状況が、パラダイムを改訂した形です。

なので正確にはやさしさではないです。

でも、保身や自己愛が結果的にやさしさの役割をもつのであれば、それは悪いことではないのだと思います。

街中に比べて「布マスク」率が明らかに低い

電車に乗っていると、ほとんど全員みんな不織布のマスクですね。それとなんかあの立体構造のスポンジみたいな素材のものがちらほら。

布マスクの人は車両に1人くらいしかいないではないですか。

マスクがファッションになっていくと言われていますが、悪い方向でファッションとされるかもしれません。

一概に悪いとは言えないけれど、「ふさわしいかそうでないか」に厳しすぎるファッションワールドの歪みを受けてしまうことになりそうです。

というのも、私が電車を使う朝の時間帯の利用客はおそらく、ほぼ全員が通勤客なので

「まさかとは思うけれど、布マスクはオフィスにふさわしくないとか、言われてないですよね?もしかして言われてるの?」っていう気持ちなわけです。

街中ではたくさんの色とりどりのマスクを見かけるのにもかかわらず。

もちろん、ちゃんとした効果のあるクオリティの高いマスクを使用しなければ意味がないので手作り布マスクが推奨されない状況は考えられます。

そうであればしょうがないと思います。

何か規格が必要だと思います。

ただ、ふさわしくないことを理由に(明言されていないとしても) 仕事の場では布マスクをつけられないとすると、また服装のコードが新たに生まれちゃったということになりそうです。


白のプリーツの不織布マスクか、スポンジみたいなやつの2択しかなかったマスク界。

白のプリーツのじゃない、人と違うものをつけたくて、スポンジみたいなタイプのしかも黒とかをつけてしまい、悪役とかゴスっぽい印象を与えてしまう人が続出してきたマスク界。

やっと選択肢が増えたのです。

やっと、いろんなマスクの人がいる時代が来たのです。

選択が制限されるなら、制限されてもいいって思えるような深みのある文化として根付いてほしいとおもいます。


新中野製作所

安倍大智

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