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執筆者の写真安倍大智

「母」は「M」

アゴひとつ安倍です。

今日は久々に言語ネタが入りました。


母を表す「ママ」という言葉は世界のかなり広い範囲で使われています。

そしてその多くは幼児語や俗語で、元となった表現にも「マ」的なもの、「M」的なものがつくことが多い。


代表的なのは

Mom - Mother ザー(英語)

Mamma - Madre ードレ (イタリア語)

ママ - みこ(日本語)

妈妈 - 母亲 ーチン (北京語)

以下、幼児語とかはわからないけど、

मां ーン(ヒンディー語)

(アラビア語)أمウン

แม่ (タイ語)


英語のMomとかMamaとかを輸入しただけではありません。

全部れっきとした土着の言葉だと言えるみたいです。


例えば中国語の「妈」っていう字は2000年前の書物から母って意味で見つかってるそうです。


これの面白いのって、つまり精神的な何か人類的な繋がりでみんなが母のことを「マ」的な感じで呼んでるってことではなくて、

多分身体的な理由だと思うからなんです。


口を閉じて声を出す「ン」とか「ム」的な音と、

口も喉も開けてシンプルに声を出す「ア」を

連続して出したら「マ」になるやん。


「マーン」も「ウンム」も「メー」も全部それだけで言えますやん?

赤子でもよお!


てことは、Mのつく母って意味の言葉は、赤子から授かった言葉で、

もしかしてもしかすると、人類的にも「最初の言葉」かもしれないですよね。


生まれてきた赤子がンマンマ言ってたら、母親が「マ」的な感じで呼ばれたと意識するようになって、いつしかそれが母って意味になっていく。

じゃあ「母親」は「マーン」な!みたいな感じで最初期に発生した言葉だろうな。


でもよお

日本語はなんなんだよ。

まみこじゃねいよー

「ハハ」ってなんだよお

「カア」もなんなんだよお

「ボ」www ボてwww

ちっとも「マ」入って来ないし


なんなら日本では、赤子の「ンマンマ」は「まんま」つまり

「食べもの」になっちゃってまっせ!


食い意地!


深掘り予定!



お疲れ様でした。


新中野製作所

アデバ1

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