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  • 執筆者の写真安倍大智

油断も隙も無いニセモノ

こんにちは。

ポストおいでやすこが。


先日中華料理を食べに行きましたときに、お手洗いをお借りしまして、

お手洗いというのはそのお店の特徴が現れやすい設備ですよね。

例えば店長の座右の銘が書いてあったり、ピースボートのポスターが貼ってあったり、親父の小言が書いてあったりしますね。


今回お邪魔したお店のお手洗いにはこんなのが飾ってありました。


ドイツっぽいレースの絵

こちらの絵は、1908年に開催されたなんかのグランプリの絵みたいですね。

ジグソーパズルじたてになっています。


わあ、すごいな、こんなレースがドイツで開催されたのかな、とか思わせる絵です。

でも、たぶんこれを書いた人はこのレースのこと何にも知らないでしょうね。


もっというと、こんなレースもしかしたら無いかもしれない。

無いまである。


開催されてすらいないなんかのグランプリを、さもあったかのように描いているとしたらもうそれは重大な裏切りです。


そして裏切りには芸術が隠れています。


こういうタッチの絵を描くヨーロッパ人かドイツ人かはいそうだし、いかにも地域に根ざした画家の作品ぽい題材です。


こういう絵を見たとき、普通ならこの作者はこのレースのこと知らないなとか、考えないと思います。


考えないで鑑賞しちゃうと思います。芸術ってそういうものです。


この作品は、あんたたち芸術をちゃんと疑っていますか?と問いかけているような、そんな風情すら出てきましたね。


私の思うニセモノポイントは


・絵の中の英語の綴りがぐちゃぐちゃ

・絵の外のテキストがなんか怪しい

「AN EXCITING GAME. I WAS VERY EXCITED.」

「興奮するレース。めっちゃ興奮した。」

・パズルにすな。


という程度ですが、この絵がものすごい芸術批判を内包していると想像するには十分です。


お疲れ様でした。


安倍








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