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  • 執筆者の写真安倍大智

英語話者は怒らない

こんにちは、あべです。


ワタナベが変なこと言ってましたね。知り合いに合わない=誰にも会わないだそうですが。


その発想にも全然賛同しないですけど、それよりも知り合いに合わない合わないって漢字をずっと間違えてますね。


今書いてても、「だれにもあわない」って打ったら「誰にも会わない」と変換されますが、「しりあいにあわない」は「知り合いに合わない」に変換されちゃいます。


変換AIどうなってんのねん!どうなってんのねーん!


私は怒っています。


というわけで今日は「怒る」っていう動詞の話です。


導入が全く思いつかないから怒ってる感じで始めようと思いましたが、疑似的に怒るのって難しいですね。


さて、日本語には「怒る」という動詞がありますが、英語にはどうやらないようです。


She gets angry. とか、He is mad about…とか、「怒ってる状態である」的な表現をせざるを得ないようです。


これは英語ネイティブの友人に聞いたことなのでおそらく確かです。


同様に、「悲しむ」についても、英語ではやはりShe feels sad that…といった言い方になるようです。


He mourns.という別の言い方もありますが、これは「嘆く」という意味で、動作を表している感じがしますね。


動作...


喜怒哀楽全てを訳してみましたところ、


喜ぶ

rejoice


怒る

get angry about…


悲しむ

feel sad that…


楽しむ

enjoy


となりました。


喜ぶ、楽しむには動詞があるみたいですね。


喜ぶ、楽しむと、怒る、悲しむの間には何かしらの違いがあるみたいです。


怒りというのはもしかして、もう我を失っているという考えなのでしょうか。


能動的に怒るということが文化的にそもそも認められていなくて、何か悪魔的なものに精神が征服された時に怒るのだと考えているとしたら納得がいきます。


だとしたら「怒り状態に入った」と言いたくもなりますよね。


怒っているのは誰かのせいではなく、霊的なものがそうさせているという考え方。


こうやって何でもかんでもキリスト教的な宗教観で説明してしまうのは差別にあたるんでしょうか。


でも文化と宗教は切り離せないし、言語なんて特に切り離せないと思うので許してください。


以上です。


新中野製作所

安倍大智

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