こんにちは。我が生涯に一片の悔いなし、ラオウです。
ジュウザっ後ろっ!!!
さて本日はですね、作業服の歴史についてお話ししましょうね。
とは言いましても、作業服なんていいますと、包括している範囲が広すぎてピンとこないと思うんですね。
では、今あなたはこの瞬間に何を着ていますか?
作業服の始まりには諸説あり、というかどこまでを作業服と捉えるのかは難しい判断であり、一概にどうこう言えるものではないんですね。
ただ面白いのは、「今この瞬間あなたが死んでしまったとして、死してなお、あなたを特定できるのか」という機能が昔の作業着には込められていました。
日本での話に限定します。
一説では、江戸時代の火消しや、鳶にあたる人たちが家紋入りの機能服を着用していたことが始まりのようです。
江戸時代の火消しの服装
危険と隣り合わせの仕事をする上で、「個人を特定すること」は、現在よりも重要な要素でした。
そこから日清戦争を迎えるにあたって、軍需工場の作業員さんが着用するようになり、「国のため」というアピールや広告としての用途も、作業服に込められていくようになります。
現在では安全性は確保され働きやすい環境が整ってきています。
それゆえに、1日1日にかける命の重さや自覚をするのが難しくなってきていると思います。
デザイン性が重視され、企業やチームを特定する、または差別化する「ユニフォーム」としての用途は、今の日本に流布してきましたね。
私個人の意見ですが、戦いの日々、仕事の日々の中で、「我ここに在り」と言わんばかりの命の輝きは、いかに個人が誇りを持って1日に向き合っているか。だと思っています。
もっともっと個人が誇りを持って日々戦っていける、そんな世の中を衣装から創り上げていきたいですね!
ではまた!!
S.N.P. / 新中野製作所
衣装デザイン/衣装制作/美術制作
鈴木和人
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