犬派
- 鈴木和人
- 2020年10月1日
- 読了時間: 2分
ばあさんや、どうも、じいさんですぞい。
川で洗濯なんかしてたら、服がヘドロヘドロになっちゃうよ〜!東京で川で洗濯したらダメだよおじいさん!!
私が小学2年生の時、初めて犬を飼いました。
といっても私がせがんだわけではなく、母をストーキングした犬が、いつの間にかウチに定住するといった、なし崩し的な出会いでした。
私の兄弟は妹が二人。
家での私の遊び相手ができた感じで、とても楽しかった。
初めて飼い始めた犬はとてもモテモテだったようです。
外犬だったので、犬同士の外交は認めていました。
ふと外を覗くと、いろいろな犬が遊びに来ていて、特に、大きな黒犬が印象的でした。
その数ヶ月後、雪の降る寒い日に、二匹の新しい命が誕生しました。
お腹も全然大きくならなかったし、全くの意外でした。その存在を隠すかのように。
母になった犬は茶色い短めの毛、新しく生まれた子たちは、長い毛に茶色や黒い模様のある子たちでした。
やってやがりました。
そして小学6年生になり、家の建て替えがありました。
そして完成し、新生活が始まって間もなく、父がガン飛ばされたから、という理由でビーグルを買ってきました。
ビーグルは家犬だったので、私は一番の仲良しになりました。
それから外犬たちもみんな家の玄関中で飼うようになりました。
その数年後、妹が九尾の狐みたいな犬を友人からもらってきました。
妖艶なる出で立ちのその犬はとても良い番犬の役割を果たしてくれました。
親戚が犬を飼いたい、新しく家を飼うから番犬が欲しいんだ。ということで、九尾は親戚の家に引っ越しました。
その翌年、もう一人の妹が、普通に犬をもらってきました。
今までの犬ととても姿形が似ていたので、なんだかとっても幸せな気持ちになり、飼うことになりました。とても利口な犬で、ばあちゃんを散歩してくれました。
ここまでで私は18歳になっていました。
それから私も一人暮らしを始めたり、実家に帰る機会も減り、近年では妹にも子供が生まれ、それぞれの人生を歩み始めました。
実家には父と母、祖母がいます。犬たちも、当然みんなではないが、います。
そして2020年の6月、

いや、犬ちゃうんけ!!!
鈴木和人
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