• 安倍大智

「美味しい的な感覚」〜味覚崩壊〜

こんにちは、アベです。

三つ星です。

☆☆☆ 「そのために旅行する価値のある卓越したアベ」


いいお店ってなんでしょうか?


レストランや飲み屋など、ご飯食べたりお酒飲んだりするお店を人に紹介するとき、どんなポイントをどんなふうに紹介していますか?


そうですか。

味ですか。

そうですよね、空間とか、ホスピタリティも大事ですよね。

わかります、アクセスも大切な要素です。


参考に、天下のミシュランガイドの評価基準を見てみましょう。

料理、内装、サービスの質...


というふうに列挙しようとしましたが、ミシュランは料理しか見ないそうです。


そういうことか。

まあそういうガイドなのでそれでいいんですが、そんなグルメガイドが天下とってるとはおもいませんでした。

それなら、他にも色々なガイドがあるべきだし(あるんだとおもいますが)、実情、ものすごいレベルの内装やホスピタリティの高級店ばっかりに三つ星を与えてるのもおかしいような気はしますが、今日はその話ではなく、もっと日常の話。


ここに告白しますと、私は味がよくわかりません。

いや、味がわからないのではなく、味を覚えておけないというべきでしょうか。

味覚はあるのでウイルスとは関係ないし、舌や鼻が効かないというわけでもないです。


この料理が美味しい、このお店は美味しいお店、と味を評価するときには、必ずと言っていいほど「比較」が必要になると思います。

あのお店より美味しいとかですね。あの料理より肉汁の感じがこうで香りがこうだから、こっちの方が美味しい。とか。


その比較をするために、そして、評価の説得力を増すために、ワインなどのソムリエは言葉やチャートにして記録するみたいですが、その言葉やチャートをつけるためにも比較が必要です。


つまり美味しいは絶対的じゃなくて、相対的な比較ができないと、食べてるものが美味しいのかどうか、わからない。ということになります。

なりますよね?


でもそれって変ですよね?


だって、美味しいもの食べたら美味しいでしょう?

美味しいったら美味しいんですよ。


私はとんかつが大好きですが、そのとんかつでさえも、うまく比較できません。

大好きなとんかつでさえも!

衣が尖ってると口の中ケガしまくるけど、それでも大好きなとんかつでさえもですよ。

アツアツだともう上顎とかボロボロになりますよ。

とんかつはたいていアツアツですよ。


でも食べると、おいしい〜ってなるんです。


たまに、これはふつう...かな?みたいなことはあります。感動的ではないなっていうときが。でも普通においしいです。


そんなアベなので、人にお店を紹介するのがすこぶる苦手です。

正確には、「美味しいお店」を紹介するのが苦手。

「感動した!美味しい!」と思って紹介したら、「普通だったよ。」って言われることもしょっちゅうです。

最近は苦手を自認して、紹介の仕方を変えたのでほとんどそういうことはないですが。

「このお店はいいお店ですよ」「私はこのお店が好きですよ」という紹介にすると、わりと好評になります。


ミシュランの話とつながりますが、私の評価基準は料理だけじゃなくて、内装、コンセプト、お店のおばはんおっちゃんの人柄、お客さんの雰囲気などなど、とても複合的だからだと思います。


かっこよく言いましたが、味が比較できないと自ずとそうなります。そうなるしかないのです。


だから、「いいお店だよ」「アベの好きなお店だよ」が、私にとっては最善の紹介の仕方になります。


とにかく、味が比較できないことがすこしコンプレックスなアベ。家族みんなグルメだし友達も「美味しい」に詳しくて魅力的な人たちが多いので、なおさらです。


それでゆっくり考えてみたら、「味の記憶が残らなすぎ」ということがわかってきたというわけなんですが、もう一つ、わかってきたことがあります。


「美味しい」のレンジが広いのではないか。


「まずい」と感じることがごくマレだなと思ったのが発端です。

あるにはありますが、めったにまずいと思わないんです。


そこから、なんとか客観視しようとアベの美味しい的な感覚をこう考えてみました。

アベの美味しい的な感覚

「まずい」ゾーンの狭さが明らかですね。

そして、「美味しい」と感じるゾーンがほとんどを占めています。


たぶんこうなってる。

そして、こうなったのには心当たりがあります。


2013年くらい、学生だったりしたあいだ、めちゃめちゃ、ありえないくらいお金がなかったため、食べ物選びはもっぱら費用対効果で、88円で515kcal摂れる「コッペパン(つぶあん&マーガリン)」を1日1個など、かなり底辺に近い食生活をしてました。

あとは「トップバリュー」の80円くらいのカップ麺とかいろんな、しょうもないものをもぐもぐ食べてました。


これで、「まずい」ゾーンがぐっと狭まりました。食べられる幸せ=美味しい。


その時期の直後、間をおかずに、毎日2食、本格的なイタリアンを食べる時期に入ります。

1年くらい。

昼夜合わせて月に40食くらい食べてたでしょうか。バイト先で旨すぎる賄いを食べまくりました。

そして同時期に、美味しいものを紹介してくれるひとに出会い、お金も手に入ったのでいわゆる美味しいお店に結構行きました。


これにより、「感動的に美味しい」のハードルは上がります。


結果、「美味しい」ゾーンがむちゃ広いのではないかと、考えました。


「美味しいゾーンがめちゃ広い」ことと、「味の記憶ができない」ことが合わさると、もうカオスでしょう。

美味しいゾーンのなかで、序列がぐちゃぐちゃになるのです。

そもそも序列が無いんだもの!

限りなく「普通」寄りの「美味しい」を紹介してしまったりするわけです。

紹介してみたら、一般的にその料理は「普通」ゾーンの味だったと。

限りなく「普通」に近い「美味しい」を紹介してしまう

紹介して失敗するのも頷けるでしょう?


というわけで、

これはなんの話でしょうか?

「美味しい」の話でしょうか。


以上とさせていただきます。


ごっつぁんです!


新中野製作所

安倍大智


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