• 安倍大智

手に入らないと思っていた本が手に入るまでの工程

こんにちは


最初は今日も「まこまない」とかいって水曜日のブログと同じタイトルにしてびっくりさせちゃお!と思ってましたがやめました。


誰もびっくりしてくれないからです。


私にとってタイトルは題名です。


久しぶりに意味のないことを書いてみたら思い出したことがあります。


それはそれは嬉しいことでした。


数週間前のことですけど、それは目黒区にある「メイカーズベース」っていうシェア工房に行った時に起こった嬉しいことです。


その日私は新中野製作所のスズキくんに頼まれてそこの工房で作業をしていました。


その時していた作業は、「昇華転写プリント」というやつで、ポリエステルの布に、なんでも好きな印刷をフルカラーで施せるっていう夢のようなやつです。


「メイカーズベース」はそういういい感じのプリンターとかレーザー加工機、あとは木工とか鉄工もできる場所です。


私は何年もそこに通っておるわけです。


ところで作業は滞りなく済み、スズキくんの元にカーシェアを使って品物を届けました。


スズキくんはワクチンの2回目を打った次の日で、すごい辛そうでした。


わけもわからず品物を受け取ってすぐに姿を消しました。


私はというと、カーシェアの車なので借りたところにそのまま返しにゆき、徒歩でまた工房へ帰ろうとしておりました。


てくてくと歩いておりますと、見慣れぬ書店が現れました。


書店、そう、本を売っているお店です。


そこは古本、つまり中古の本を扱っておりました。


古本屋さんによくあるように、店頭には道路に面して100円の文庫本が並べられていましたので、私はそれをパーっと見て、大昔に憧れていた先輩が読んでいた小説を手に取りました。

思い出の本(未読)

私は全く読まないけど小説を買います。


小説買うと気分が良いので。


でも、なんとなく気になって買うとか、ジャケ買いとかはしないです。


あの頃のあれだな、とか、好きな芸能人の小説とか、そんなものです。

ジャルジャル・福徳さんの小説(未読)

とにかくそれだけ買って帰ろうと思って店内にお会計をしに入りました。


ところが一歩足を踏み入れて、視界に入った複数のオブジェクトを意識の隅にとらえた瞬間に、これは長居するな、と覚悟を決めていました。


そして、手に取っていた100円の文庫本をレジの方に預けていました。


そう、ちょっとこれキープで、という具合に。


視界に入った1つ目のオブジェクトは、レコードの山です。


それも、90〜00年代の日本のポップスが多いことが見て取れました。


バババババってやつをひとしきりやって、井上陽水のレコードを手に取りました。


他にも色々あるけど...今日はこれ。また来るし。と。


そして体の向きを変えました。


そちらには2つ目のオブジェクト、コカ・コーラの大型本が平積みされていました。


これまでの歴史で、1990年くらいかな?までにコカ・コーラ社がおこなった広告美術のカタログでした。


そもそもですね、私はコカ・コーラのロゴの入ったものとか、コカ・コーラのオリジナルグッズとか大好きなんですよ。


もうコカ・コーラより好きなんですよ。


それの、しかも広告美術のカタログとかいって。買うだろ。2500円。


それもキープ。


そんで右手に目を向けます。


最初に目に入ったオブジェクトの中でも遠くにあってよくわかんなかったけど、興味があるに違いないことを確信していたエリア、そう、なんか古い車ゾーン。


思った通り、なんか古い車ゾーンでした。


何冊か手に取っていると、「世界のカブリオレ一覧」みたいなフランスの本がありました。


あちゃー


この時点で、お店の人に確認をしました。


現金だけですか?


やっぱり現金だけでした。


どこでお金下ろそうかな。がすぐに思いついたことです。


もうちょっとよく見てみようと思って、パラパラそのカブリオレの本をめくりますと


カブリオレってのは俗にいうオープンカーのことです。


その本をめくりますと、そもそも表紙になってたんですが、出ました、ジャガーEタイプ。






これを表紙に持ってきてる時点で買ってしまってもしょうがないくらいですが、詳細にその紹介が乗ってました。


フランス語なのでよくわかりませんが。


そしてまたペラペラめくっていくと、はい出ました。


シトロエンDSカブリオレが出ました。





そりゃ出ますわ。


そりゃ買いますわ。2000円。


あれえ?すでに5000円を超えておるよ!


やばいなあと思いつつ目が向いたのは、入った時には見えなかった棚。


その棚が、「詩集」エリアでした。


アヤマァ やってくれましたね。


もしろんチェックしました。


で、目に止まったすごく白い本。


なんだったと思います?


そう、「新国誠一の《具体詩》 詩と美術のあいだに」という本です。


はあー。


あれもこれも欲しかったのに。


全部あきらめて、この5000円の本を買ったのでした。


(小説は買いました。読まないのに)


もう手に入れられないであろうみんなには表紙だけでも見せてあげます。


何が何だかわかんないんでしょ。そうでしょ。


新国誠一さんについてはこちらのブログをご覧ください。


私の尊敬する新国誠一さんの回顧展が2009年に武蔵野美術大学で行われた、その時のカタログです。


「詩と美術のあいだに」ですよ。なんと言っても。


どこ探しても手に入んなかったあれです。


いやあるんですけど高かった。


そして見つけたものは、安かった...高いけど...


でも、見つけられたこと、新書でしか見られなかった新国さんの作品が大判で見られること、それが、嬉しくて。


嬉しいことでした。


以上です。


お疲れ様でした。


新中野製作所

安倍大智

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