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執筆者の写真安倍大智

透明じゃない傘をコッキコキにこき下ろす

こんにちは、あべです。


すっかり初夏な感じになっております。


せっかく天気の良い日が続いているのに、今日は傘の話です。


私は結構傘が嫌いです。


なるべく持ちたくないものですよね。


基本的に雨の日は外をうろうろしたりしないわけですから、必要最低限の移動は屋根のあるところでなんとかすれば傘がなくてもなんとかなることが多いじゃないですか。


自宅から最寄り駅までは屋根がないですが、それも4分くらいの時間なので、多少の雨だったら傘を持たずに出かけたりします。


目的地に着く頃には止んでいるかもしれないし、強くなっていたとしても、運が良ければ自分が外を歩くときだけ弱まっていたりするじゃないですか。


それから、外出先で雨が降り出した場合、帰りの電車に乗るまでの間に服などが濡れて、電車の他の乗客に迷惑がかかるほどでなければ傘を買ったりはしません。


ましてや、最寄り駅から自宅までのことならば、ものすごい猛烈な雨が降っていたとしても駅前で傘を買うなどということはありません。


家帰ってシャワー浴びれば良いだけの話ですから。


それだけ、傘を持ち歩くことがストレスだということです。


そんな私でも、傘には少なからず思うところがあります。


嫌いだからといって興味がないわけではない。


あべの基本方針ですね。


嫌うからにはしっかり意見を持ちたいですね。


今回は傘の嫌いさを喋ろうというのではなく、やむをえず傘を買うならビニール傘一択でしょうという話です。


私はそう思います。


傘の歴史にすごく詳しいわけではないですが、例えば日本なら頭にかぶるタイプの傘が、柄のついた今の傘の形に進化してからというもの、メジャーなアップデートはありませんでした。


固定式しかなかった電話が持ち運べるようになった、くらいのイノベーションがまだないんですね。


ですが、素材のマイナーチェンジは繰り返されています。


ワラとかを編んで作っていたところから、防水加工された紙の傘、そして防水加工された布と進化する中で、いよいよ1950年ごろにビニール傘が登場します。


この透明の傘、それからもう70年近くも使われています。


多くの人はビニール傘を、その辺に売っていることや、とにかく安いことを購買理由にするかもしれませんが、私にとってビニール傘の最大の利点は、透明であることです。


だってそうでしょう?

前が見えるのだもの


前が見えるんですよ?


ていうか透明じゃない傘は前が見えないんですよ?


傘の利用にあたって大事なことが、この前が見えるということで幾つもクリアしやすくなります。


一つは風向きに起因する大事なことです。


傘の使い方のセンスの有無が如実に出るのが風向きへの関心ですね。


雨というのは、風になびかれますから、風上から風下に向かって降り込みます。


なので、雨を避けるために傘を差すのならば、風上に向けて傘を構えたいわけです。


そうした方が体の雨にさらされる面積が減りますから。


もしも傘が透明じゃなかったならば、風上に向かって歩きたい場合はどうしますか?


傘をちょっと上に向けて視界を確保しなければなりませんね。


そうすると、体の濡れる面積が増えてしまいます。


そのとき、


あーあ、傘が透明だったらなあ


と思うでしょう。


せっかく、断腸の思いで傘を持っているのですから、最大限活用したいものです。




もう一つは、周囲への目配りです。


傘の使い方のセンスが表れるポイントその2は、人混みで傘を差して歩くとき、開く、閉じるときです。


私は、私が傘を差していることで人が嫌な思いをするのが積極的に嫌なので、いかにスマートに傘を使うかをとても気にしています。


自分の傘が人の傘にぶつかるのも嫌だし、傘を差すときに誰かの通行を邪魔をしたり、雨水をかけてしまったり、びっくりさせてしまうのも嫌です。


どこかの建物に入るときに傘を閉じるシーンも危険がたくさんです。


傘を閉じるために一回横に向ける人が多いですから、そのときに人の前にブワッと倒してしまったりしますね。センスのない人は。


そういう傘にまつわる動作を完璧にこなすためには、周りをよく見ること、ひいては傘が透明であることは非常に重要ですね。


だって透明なら前が見えるんだもん


当たり前ですね。




それと、これは余談ですけど、


布の傘って雨漏りするんだって(笑)


ウケる(笑)


長く使っているとだんだん防水加工が取れてきちゃって、雨が染みてくるそうです。


雨避け道具として肝心なところが抜けていますね。センスないわ



以上です。


お疲れ様でした。


新中野製作所

安倍大智

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