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  • 執筆者の写真鈴木和人

MTGのイラストの魅力2

 こんにちは、甲州街道のボロニアソーセージ、鈴木和人です。

ボロニアソーセージって美味しいですよね! 最近で一番驚いたことの一つですね。


では、前回の続きのお話です。

MTGのイラストから、デザインとか、作品に大切なものを見出したよって話です。

興味ある方は読み進めてごらぁさい。


マジック・ザ・ギャザリングは27年の歴史があります。

過去には、ばらつきがあったものの、一年間で5種類以上の新弾(新しいカードセット)が発売されています。

1つのカードセットには300種類くらいですかね、カードが封入されています。(特殊セットと呼ばれるカードセットもあるので、一概には言えません!)


今までに公開されているカードは、単純計算で、40,500種類のカードが発売、遊ばれているという計算になります!

なんという奇跡。


しかし当然ながらユーザーとしても、40,500種類のカードを記憶して遊ぶわけにも行きません。覚えきれないし、集められないし、ね。 しかしご安心いただきたい! 2018年の時点での話ですが、16,000種類のカードが発売、公開されているようですね。

なぜ単純計算通りの数にならないのか、それは「再録」があるからなんですね。


再録とは、過去に発売したカードをもう一度収録することです。(わかるわい)


この再録がMTGの場合とても面白いんですね。


同じカードでもイラストが違うんです!

時代の変化とともにイラストも変化する、自分の好きだった時代のイラストトークで酒が飲めてしまうというハートウォーミングシステムが盛り込まれているんですね。

ありがとう!


ショック・SHOCK!!!


MTGを代表するカードの一つに「ショック」というカードがあります。

効果についてはあまり専門的な話になってもしょうがないので省きますが、例えるなら、「普通の成人男性に電気を流して殺す」くらいのダメージを与える効果です!


その「SHOCK」のイラストの変遷をご紹介しましょう!


出典:マジック・ザ・ギャザリング日本語公式サイト

第6版:クラシック【6ED】(1999年4月発売/全350種類)

私がMTGに出会って間もない頃に発売されたカードセットで、最も馴染み深いイラストです。

イラスト、、、すごくないですか!?

当時小学4年生くらいだったかな、かなり衝撃(ショック)を受けましたね。

しっかり成人男性がやられてますでしょう?


出典:マジック・ザ・ギャザリング日本語公式サイト

オンスロート【Onslaught/ONS】 (2002年10月5日発売/全350種類)

MTGのイラストは、基本的にストーリー背景の一場面を絵にしています。

このカードセットでは、ブクブクの怪物がショックを受けていますね。

そしてMTGのカードにはフレーバーテキストというものが書かれています。(上記カードの斜体部分ですね)

ストーリー上での登場人物の発言だったり、詩、格言もカードに書かれているんですね。

そこからストーリーを想像したり、なんだかかっこいいなとか、怖いな!とか、感情を揺さぶってくるわけです。

一枚のカードでこんなに感情を揺さぶられるものがあるでしょうか!

いや!ない!いや!うん!


感情を揺さぶってくるものはいつだって素晴らしい作品なんです!!!

それはカードでも服でも食べ物でも布団でも一緒zzzzzzzzzzz


出典:マジック・ザ・ギャザリング日本語公式サイト

第10版【10E】(2007年7月発売/全383種類)

第6版の発売から8年が経って、また成人男性にショックが与えられるようになりました。

しかし、このカードにはフレーバーテキストがありません。

フレーバーテキストには、効果の短いカードの文章欄を埋める役割があり、このショックも非常に効果は単純明快で、短いものなんですね。

そう、ショックはMTGを代表するカードの仲間入りを果たした瞬間と言えるのではないでしょうか。

大物は多くを語らなくていいのです。その風体、名前がもうそれを物語っているからです。ー鈴木 和人ー

私の発言もフレーバーテキストっぽくなってしまいましたね。


出典:マジック・ザ・ギャザリング日本語公式サイト

霊気紛争【Aether Revolt/AER】(2017年1月20日/全184種類+10種類)

第10版の発売から10年後のイラストです。

こちらではもう「ショックを与える人」が描かれていますね。

いろいろな社会背景を考えてみると答えが見つかるかもしれません。

考察はしないでおきましょう。

MTGの世界背景的には、この霊気紛争、フレーバーテキストでも書かれている通り発明により「ショック」が誰にでも打てる時代になったのではないでしょうか。

霊気紛争のカードセットの世界背景は、「カラデシュ」という世界での出来事を描いています。

「霊気」を燃料として、誰もがその燃料を享受できるような社会作りがされていて、そうして起こった文明の発達や運動が革命を産み、また、争いを産むといった背景のもと世界背景が描かれています。


世界背景によって、描かれるイラストも変わっていく。

イラストの好き嫌いに関わらず、とても素敵なことですよね。


一枚、一個の作品には世界背景が通ってる事が重要であり、その世界での出来事や一場面を作り出す事の重要性や楽しさを再確認できたのですよ。

この、「ショック」を通じてね!!

ではなぜ、重要だと思ったのか?それは作品の深み=感情を揺さぶる力が発生する事に気づいたからなんですね。

作品に感情が現れてくるのです。


そんな作品作りを私はしています。(宣伝)


ご静聴ありがとうございました。

わきわき



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